プロテインを飲みすぎるとどうなるの?
プロテインの主成分はたんぱく質です。
そのたんぱく質は体を作る大切なものですが、たくさん飲んでも全て体に吸収されるわけではありません。
では余ったたんぱく質はどうなってしまうのかというと、尿として体外に排出されるか脂肪として体内に残るという2種類あります。
尿として体外に排出される際には尿を作る腎臓が余分に取ったたんぱく質の分だけ多く仕事をしなければなります。
長期間腎臓へこのような負担をかけていると腎機能障害を引き起こすことになります。
また尿として排出されない場合無駄なたんぱく質は糖分や脂肪に変えられて体内に残ることになります。
痩せるどころか太ってしまうことに繋がります。
脂肪を落としたいと考えている人、特にプロテインをダイエット目的で飲んでいる人はこんなことになってしまっては本末転倒です。
糖分の過剰になるのも肝臓の負担となりやはり肝機能障害になってしまうことがあります。
くれぐれもプロテインの飲みすぎには十分注意をしましょう。
じゃあどのくらい飲むのがちょうどいいの?
基本的にプロテインのパッケージに書いてある量を守って飲むとよいでしょう。
筋力トレーニングなどを行っている人はそれよりも大目でもよいですがそれでも限度を考えて飲みましょう。
1日あたりに必要なたんぱく質の量は普通の生活をしている人で体重1kgあたりたんぱく質1gといわれています。
例えば体重が50kgの人であれば1日あたりのたんぱく質量を50gくらいにするとちょうどよいです。
成長期の子どもや妊婦はたんぱく質を多く必要としていますのでこれよりも多く(1kgあたり1.5gほど)摂るのがよいです。
また、激しいスポーツや筋力トレーニングをしている人は運動をしていない人の2倍くらい(1kgあたり2g)とるのがよいです。
ただし、ここの数値はあくまで目安として自分でどの程度必要かを考えて量を調節して飲むようにしてください。
飲みすぎているのかどうかわかんないよ
自分がプロテインを飲みすぎているかどうかわからない人はまず上記の目安と比べてみてください。
それでわかないのであれば体調で判断するのがよいのではないでしょうか。
副作用のページでも紹介しましたが、プロテインを飲みすぎるとおならが臭くなります。
おならは胃で消化しきれなかったたんぱく質が腸に行ってそこで分解されるときに臭いにおいが発生します。
さらに尿にもたんぱく質の摂りすぎの影響で尿の色が濃くなったり、これまた臭いにおいがあったりします。
もしおならがくさい・尿の色が変と感じたらそれは胃で処理しきれないだけのたんぱく質をとっているということになります。
特に排尿行為は毎日するものですから嫌がらずに色やにおいの確認をしてみてはどうでしょうか。
