何を使うとプロテインの代用になるの?
ホエイプロテインやカゼインプロテインは牛乳が原料となっていますので、同じ牛乳が原料となっているスキルミルクを使うことにより代用することが可能です。
スキムミルクは脱脂粉乳とも言われておりその名前の通り牛乳から脂肪と水分を取り除いて粉状にしたものです。
なぜスキムミルクで代用できるの?
牛乳からスキムミルクを作る際に取り除いているのは水分と脂肪の2つだけなのでほぼそのまま牛乳の成分といっても問題ありません。
そして牛乳に含まれるたんぱく質のうち約8割がカゼインでできています。
つまり、スキムミルクはカゼインプロテインと似た効果があると言えます。
カゼインプロテインと違いカゼイン以外のたんぱく質も含まれているため正確には劣化版カゼインプロテインといったところでしょうか。
プロテインとスキムミルクの違いは?
この2つの違いはというと、スキムミルクは単純に牛乳から脂肪と水分を取り除いたものであるのに対してプロテインはスキムミルクからさらに糖分を取り除いてたんぱく質の含有量を増やしたものであると言えます。
スキムミルクにはプロテインよりも糖分が多く含まれているためカロリーも必然的に高くなってしまいますからあくまでも代用という形で使用するのがよいでしょう。
値段としては2つを比べるとスキムミルクのほうが断然安いです。
値段が安いならスキムミルクでもいいのでは?
確かに値段だけで考えるのであればスキムミルクを飲み続けたほうが安上がりです。
しかし、スキムミルクは上で説明していますがプロテインよりも多く糖分を含んでいる、カゼインの含有量が少ないといったマイナス面があり、カゼインプロテインと全く同じであるとは言えません。
また、牛乳に含まれている糖分(乳糖)はお腹を壊す原因であり、牛乳がダメという人には向いていません。
あくまでもプロテインがないときの代用品として使う、もしくはダイエットやトレーニングを始めてみようと考えているけどあまりお金はかけたくないという人が使う程度にしておくのがよいでしょう。
スキムミルクを使うときの問題点は?
スキムミルクはプロテインと全く同じではありませんが似た働きをすると言えます。
ですからスキムミルクを使う際に問題となりえるのはプロテインと同じで飲み過ぎてしまうことです。
特にスキムミルクはプロテインと違ってたんぱく質の含有量が少ないのでその分多く摂ろうとすると脂肪分や糖分も多く含んでいる分過剰になってしまいます。
また、たんぱく質が体内で一度に処理できる量も決まっていますのでそれを超えた量を飲んでしまうと体内で使われないばかりか各臓器に負担がかかってしまうということを覚えておかなければなりません。
